着物を着るっていうのはどうしても格式高いようなイメージを持ち勝ちですよね。
お呼ばれした会などへ行くために、着付けをしてもらって、髪も結ってもらう。
ちょっと面倒だなって思っちゃいますよね。
でも思うんです。
着物って、昔は皆が当たり前のように日常に着ていたもの。
今の私たちのように、
何も考えずに着ていたり
個性を出してみたり
お洒落を楽しんでみたり
そんな風に、今のお洋服のように着ていたはずなんです。
だから、難しいことなんて考えずに着ちゃえば良いじゃないって。
着物自体はネットでお安く買ったデニム着物。
洗濯機でも洗えちゃう庶民の味方です！
短めに来てチュールスカートを履いて、角帯でキュッと締めました。
ベルトがあればそれでもよかったんですが、
ちょうど良いベルトが自宅にありませんでした……。
帯も可愛くて楽ちんなものが良かったのでパタパタ結びっていうんでしょうか。
テキトーに結びます。
見た目が可愛くて落ちてこなければなんでもいいや！っていうのが私の考えです。
上着も羽織りなんて来ません。
この写真は秋口なので、ライダースをざっくり羽織ってしまいます。
冬場だとダウンを着ちゃったりします。
でも可愛い羽織やポンチョで決めてしまうのも素敵ですよね。
靴は草履なんて履かないで、ショートブーツ。
鞄を登山ザックだったりします（日常使いになってます）
近頃はスカートを合わせたりっていうのはしなくなっちゃったんですが、
（そういうオシャレが私には似合わない事を知りましたw）
インナーの襦袢の代わりに、シャツやニットなどを使うだけで
着るのがとーっても楽になっちゃうんです。
冬場はあったかいですし、是非一度やってみてほしいです。
勿論、可愛い半衿つけて襦袢を着るのもとってもキュートなので
その日の気分で選ぶっていうのも、また楽しいですよね♪
高校卒業して、実は仲居さんを一年ほどやっていました。
職場で着付けを教えていただいたり、
劇団での必須科目として日本舞踊をほんの少し学ばせて頂いたり
舞台で時代物を演じるために毎日着物生活をしたり、
私の人生では、着物は特別なものというよりは、身近なものでした。
ですがお芝居をやめてから、着物を身に纏う機会がどんどん減っていきました。
そうか、普通はあまり着物なんて着ないんだ。
身近じゃないのだとアラサーを超えて初めて知るのでした。
だから近頃では、お休みの日は着物を着るようにしています。
日常使いになったが故に、洗濯機で洗えるものがいいなとなったのです。
自宅で用事をする時なんかは尻っぱしょりやをしています。
ーー嗚呼、なんて便利なのでしょう。
演劇の稽古で習った時は「へえ」とだけ思っていたのですが、実際にやってみるとこれぞ
「着物が日常であった証だ！」
と思えてしまいます。
おうちで着物を着るのもなかなか良いものです。
気楽に着れるのだと入っても
やはり着物を着ていると、自然と背筋も伸びますし、足だって広げたりできません。
着物を着るだけで、スタイルの良い身体の為の筋肉が鍛えられるっていうのも良いところ。
昔の日本人の筋肉の基礎量はきっと今よりも多いのだと思うのだけど、
生活習慣や食事やお仕事だけでなく、『着物』にも理由があるんじゃないかと思えてなりません。
是非是非、着物を日常に取り入れて欲しいなあなんて思います。
数千円でも可愛い小紋が売っていたりします。
デニム着物を気軽に着れて、外に着て行っても違和感を覚えられにくいのでおすすめです。
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